ワード使い方講座
分数を入力する−(1) (フィールドコードを利用する方法)
通常「3分の1」をワードで入力すると「1/3」と表示されます。これでも分からなくはないですが、のように表示できたらいいのに・・・と思わるケースも多いのではないでしょうか?このように分母と分子を上下に表示するにはフィールドコードを利用します。
■「フィールドコード」を利用する
フィールドコードとは、Excelで言うところの「関数」のようなもので、囲い文字やふりがな等、特殊な文字を入力するときなどにワードでは度々登場する機能です。今回の分数作成を例に、フィールドコードがどういったものなのか、実際に試してみてください。
まず、分数を入力したい箇所をクリックし、メニュー[挿入]→[フィールド]をクリックします。
フィールドのダイアログボックスで、@フィールドの種類の▼ボタンをクリックし、「数式と計算」を選択後、Aフィールドの名前から「Eq」を選択します。左下の説明欄に表示されているように、この「Eq」が数式を作成するためのコード(エクセルでの関数のようなもの)なのです。選択後、B[フィールドコード]ボタンをクリックします。
続いて、オプションボタンをクリックします。
次に、@スイッチの一覧より「 \F(,) 」を選択し、A[フィールドに追加]ボタンをクリックします。このスイッチは、説明欄にも表示されている通り、分数の罫線の上下に数値を並べるためのオプションになります。
ここで、フィールドコード欄を確認して下さい。下図のように「EQ ¥F(,)」と表示されていますね!
ここのカンマで区切られた (,) に(<分子>,<分母>)の形式で数字を入力すればOKです。
例えば、と表示するには、「 EQ \F(1,3) 」と入力し[OK]をクリックします。数字は全角でも半角でも構いません。
フィールドダイアログボックスに戻るので、もう一度[OK]ボタンをクリックします。
以上の操作で、分母と分子を上下に分けて入力できました。
少々手順は多いのですが、慣れれば大丈夫!是非お試しください。