ワード使い方講座
入門編3:インデントを調節する
インデントとは、文章の開始位置や終わりの位置のことです。
なぜ、わざわざそのような設定を覚える必要があるかというと、このインデントを覚えておくと、とても効率的に文書を仕上げることができるからです。
例えば、ワードを始めたばかりの人は、文章の開始位置を調節するのに、文章の前にスペースを入れるといったやり方をよく使います。しかし、これでは次の段落も文章の開始位置を同じにしたい場合、また同じようにスペースを入れる必要が出てしまいます。スペースキーを毎回毎回入力する手間を考えると、非効率なやり方です。
■インデントの方法
さて、インデントを調節するには、「ルーラー」にあるインデントの機能を使います。三角形が向き合っている形をしたものが、インデントの調節マーカーです。
実際に文頭のインデントを調節してみましょう。
マウスで一行目のインデント(上側の三角形)をドラッグ(※1)します。
インデントのマーカーをドラッグすると、一行目の開始位置が変更されました。
インデントが設定されると、その設定が次の段落にも自動的に適用されます。インデントが設定された段落の最後で、エンターキーを押してみてください。次の段落の開始位置も、同じようにインデントされているのが分かると思います。
■文頭以外のインデント
上記でご紹介したインデントの設定は、文頭のインデントを調節する方法です。インデントの調節は文頭だけではなく、2行目以降のインデント(ぶら下げインデント)、段落全体のインデント(左のインデント)、段落全体の右側のインデントといったものもあります。
それぞれの調節マーカーは以下の図の通りです。調節方法は、文頭と同じくマーカーをドラッグすることで行います。
(※1)ドラッグ:マウスで選択したまま動かすこと。左クリックで選択し、左クリックを押したままマウスを動かすのが一般的です。